【台風情報の見方】大きさや強さはどこを見る?判断基準と予報円を解説する

春から秋にかけて日本全体に向かってくる台風。

毎年20~30個ほどの台風が発生し、その度にニュースでは台風情報が報道されます。

そんな台風情報を皆さんは正しく理解していますか?

毎年何回も見る情報で、自分の命に関わるかもしれない大事な情報となるので、しっかり理解して正しい備えができるようにしていきましょう。

台風のレベル

まずは台風がどのぐらいの規模で、どのぐらいの強さなのかを知る必要があります。

台風の大きさ

台風の『大きさ』の表現は、『強風域の半径』の大きさで決まります。

大きさの表現強風域の半径
(表現なし)500km未満
大型(大きい)500km~800km未満
超大型800km以上
※強風域とは風速15m/s以上の範囲

この数字を見てもあまりピンとこない方はこちらをご覧ください。

・東京~名古屋:約265km
東京~大阪:約400km
・東京~北九州:約830km
・大阪~仙台:約620km
・沖縄~熊本:約780km

“超大型の台風”だと、強風域の半径=800km以上になりますので、日本の本州が全て入ってしまうような大きさの台風と言えます。

台風の強さ

台風の『強さ』の表現は、『最大風速』の強さで決まります。

強さの表現最大風速
(表現しない)33m/s未満
強い33m/s~44m/s未満
非常に強い44m/s~54m/s未満
猛烈な54m/s以上
※最大風速とは10分間の平均風速の最大

風速に関しても数字だけでみてもよくわからないので、目安をどうぞ。

~15m/s傘がさしづらい。木々が揺れる。
20m/s風に向かって歩けない。
25m/s家が損傷する。木が折れる。
30m/sトラックが横転。立っていられない。

どうでしょうか。
台風の強さで”表現しない”レベルでも、十分に強い風速であることがわかります。

台風の強さはあくまで『最大風速(10分間の平均風速の最大)』なので、常にこの強さの風が吹くわけではないですが、それでも絶対に注意は必要です。

台風の気圧

台風情報でよく聞く『ヘクトパスカル(hPa)』。
このヘクトパスカルは気圧の単位で、数字が低い方が強いです。

台風の強さを決めるのは最大風速の為、明確な基準はないですが、強さとだいたい比例するので、感覚値として覚えておいた方が良いでしょう。

ちなみに僕は沖縄県民ですが、感覚値としては以下の通りです。

980~970:余裕。
969~950:よく来るレベル。ちょっと注意。
949~940:強め。警戒心が出てくる。
939~920:より警戒。明日の出勤大丈夫かな。
919~:900前半はヤバイ。ドキドキする。

参考になるかわかりませんが、だいたいいつもこのような感覚です。

但し、台風情報で出てくるヘクトパスカルは『中心気圧』です。
数字が低くて強いと思っていたら案外弱かったり、そうでもないと思ったらけっこう強い風が長く続くといったこともあるので、あくまで感覚としてとらえてください。

台風の速さ

台風の移動する『速さ』も、台風の備えには大きな要因となってきます。

台風の移動速度はだいたい時速15km~40kmぐらいです。

これを『大きい台風=強風域の半径500km(直径1,000km)』に置き換えるとこのようになります。

速度強風域を抜けるまで
時速15km66時間(約2.7日)
時速20km50時間(約2日)
時速30km33時間(約1.3日)
時速40km25時間(約1日)

単純計算となるので、速度が変化せずにちょうど真ん中を通ると、強風域を抜けるまではこのぐらいの時間がかかります。

風が強くて速度も遅いとなると、被害も大きくなりやすいので、忘れがちな『速度』も注意しておきましょう。

台風の進路

台風情報でよく見る経路図を例に、進路の見方を解説します。

現在の位置

暴風域

『一番始まりにある太い赤枠の円=現在の暴風域』です。

台風の暴風域とは、平均風速25m/s以上の風が吹くエリアです。

25m/s以上は、木が折れたり、外を歩けない、不安定な看板が飛んだりするレベルなので十分に警戒しましょう。

強風域

『暴風域の外にある黄色の円=現在の強風域』です。

台風の強風域とは、平均風速が15m/s以上の風が吹くエリアです。

15m/sでも傘がさしづらくなったり、軽いものだと飛んでいく可能性もある為、早めに備えておきましょう。

予報円

予報円

『暴風域の中心から伸びる点線の円=予報円』です。

予報円とは、“台風の中心”が70%の確率で入ると予想される円です。

中心が入る可能性のある円なので、この丸の通りに”暴風域が大きくなる”と表しているわけではないですよ。

暴風警戒域

『暴風域の円から伸びる赤枠=暴風警戒域』です。

暴風警戒域とは、暴風域に入るおそれのあるエリアです。

ただし、”台風の中心が予報円通りに進んだ時”に入る可能性がある、という事なので、台風の進み方によって逐一変わっていきます。

3日前に見た時は自分の住んでいた場所から外れてたけど、今日見たら警戒域に入っているなんてこともあるので要注意です。

ニュースからの台風情報の見方

見出しだけで大まかに理解する

これまで台風の強さや大きさなどを数値も含めて解説しましたが、最初は大まかに感覚として覚えておくだけでも、ニュースで見た時にある程度の理解ができるようになります。

・台風の大きさ:(表現なし)<大型<超大型
・台風の強さ:強い<非常に強い<猛烈な
・時速■■km:普通より速い/遅い

このぐらいふわっとした知識でも持っていれば、下のようなニュースを見た時に『このぐらいの台風なんだな』というのがすぐに理解できます。

アナウンサー
アナウンサー

非常に強い大型の台風●号は、時速■■kmの速さで..

台風がまだ遠くにあるときは、だいたいこの感覚値で台風の規模を掴んでおき、近くなった時に具体的な数字を含めて把握すると、正しい備えができると思います。

タイトルとURLをコピーしました